01
問いを立てる力
「なぜ?」を問い続け、課題の本質を見抜く。
Inquiry-based Learning
生徒一人ひとりが「問い」を持ち、社会とつながりながら解を創り出す。
大聖寺高校の探究は、教室の中だけでは終わりません。
About
「総合的な探究の時間」は、各教科で身につけた知識・スキルを統合し、実社会の問題に向き合う時間です。生徒自身が「問い」を立て、調査・実験・フィールドワーク・専門家へのインタビューなどを通じて、自分なりの「答え」を構築します。
大聖寺高校では、加賀市・石川県の地域課題をメインテーマに据えつつ、生徒の興味・関心に応じたテーマ設定も尊重しています。地域の企業・行政・大学と連携し、「学びの本気度」を高める環境を整えています。
Skills
01
「なぜ?」を問い続け、課題の本質を見抜く。
02
情報を集め、パターンや矛盾を見つける。
03
自分の見解・提案を論理的にまとめる。
04
発表・対話を通じて他者と共に前へ進む。
Process
探究は直線的なプロセスではありません。行き詰まり、問いを立て直し、また前へ進む繰り返しが力を育てます。
01
自分が「気になること」から出発し、仮の問いを設定します。現状と目標とのギャップを捉え、課題意識を持ち、課題点を見出します。
02
設定した課題に対して解決のプロセスを決め、必要な情報は何かを考えたうえで、情報を収集していきます。
03
問題解決を見通して情報を処理します。多様な手法で集めた情報を構造化・可視化し、さまざまな視点から分析します。
04
結論・主張の伝え方を吟味し、他者に伝えたり、議論したりします。
05
まとめ表現したもの(成果)について、グループ・各自で何ができていて何ができていないかを把握します。あわせてその間のプロセスも検証し、次に向けて新たな課題を生み出します。
Curriculum
いきなり「自由にテーマを決めなさい」とは言いません。地域の大人と、先生と、段階を踏んで並走しながら、最後は自分ひとりの問いに向き合えるところまで進んでいきます。
Curriculum for 1st Graders
地域の企業や団体の方がテーマを用意し、ゼミを担当します。実際に地域で事業を営む方が持ち込む課題は、正解が用意されていません。だからこそ最初の3ヶ月で、探究が「本物」であることを体感します。
開講するゼミは、その年ごとに聖高Nexusのメンバーや学校の状況を踏まえて検討します。
先生方がそれぞれの専門からテーマを用意し、ゼミを担当します。教科の視点で問いを深める方法を学ぶ期間です。翻訳をめぐる探究、教員を笑顔にするプロジェクト、ふるさと探検隊など、多様なテーマが並びます。
12月の探究STEAMフォーラムでは、ポスターセッション、成果物の展示、ワークショップなど、それぞれの形式で学びを発表します。
ここからは、自分の好きなテーマで探究してよい形になります。2年生の終わりまで続く長い旅の出発点です。
1学期・2学期で身につけた進め方を武器に、いよいよ「自分の問い」に向き合います。
Curriculum for 2nd Graders
1年生の3学期に立てた問いを、2年生の3学期まで持ち続けます。通算4学期。この長さが、大聖寺高校の探究のいちばんの特徴です。
短期間のプロジェクトでは、うまくいったところだけを見せて終われます。しかし4学期あると、必ず行き詰まります。調べても分からない。仮説が外れる。テーマそのものを問い直すことになる。その「立て直す経験」こそが、探究でいちばん力になる部分です。
その過程で生徒は、教室の外に出ていきます。話を聞きに行く。現場を見る。試作する。地元企業とのコラボレーションが生まれることもあります。
期中のフィードバック
発表の場には、企業の方や大学の先生が足を運んでくださいます。学校の外にいる大人が本気で聞き、本気で返す。この緊張感が、生徒の探究の質を大きく引き上げます。
地元企業とのコラボレーション
2年生の探究では、テーマに応じて地元企業と一緒に取り組むケースもあります。生徒の問いが、実際の事業の現場と接続する瞬間です。
外部への発表
校内の発表会にとどまらず、県外や海外のイベントで自らの探究を発表する機会もあります。これまでに3名の生徒が、ニューヨークで開催される「探究と表現」のイベントに参加しました。
Curriculum for 3rd Graders
1年生の3学期から2年間積み上げてきた問いと成果を、他者に伝わる形にまとめます。何を問い、どう調べ、何が分かって何が分からなかったのか。それを自分の言葉で語れるようにすることが、3年生の探究の中心です。
探究で見つけた関心は、そのまま進路の手がかりになります。大学の総合型選抜や学校推薦型選抜、就職の場面でも、「自分が何に関心を持ち、どう向き合ってきたか」を語れることは大きな力になります。
Presentation
探究は、誰かに伝わって初めて完成します。大聖寺高校では、学びを外に開く機会を複数用意しています。
1年生の教員ゼミ探究の成果を、ポスターセッション、成果物の展示、ワークショップなど、それぞれに合った形式で発表します。
企業の方や大学の先生が発表を見に来て、講評をくださいます。発表後には教員との情報共有会も行い、次の授業設計に反映しています。
全国のプログラムや、ニューヨークで開催される「探究と表現」のイベントなど、校外の舞台で自分の探究を表現する機会もあります。
For Partners
ゼミのテーマを出してくださる企業の方、専門から助言をくださる大学の先生、後輩に伴走してくださる卒業生の方を探しています。年に一度、発表を聞いて感想を伝えていただくだけでも、生徒にとっては大きな出来事になります。